2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

社会分析② ~投資家(資本)も銀行(負債)も環境重視~

投資側でいえば「ESG投資」すなわち、環境、社会、ガバナンスを重視し、投資することです。すなわち環境などESGやSDGsに取り組まない企業には投資をしないということになります。ESGを重視した投資信託の販売が好調です。また機関投資家だけではなく企業年金…

社会分析① ~気候変動からCO2削減が世界の潮流に~

環境に対する関心はますます高まり、全世界的に地球温暖化対策に向かっています。 古くは1970年代ローマクラブが「成長の限界」を発表し、「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する」と警鐘を鳴らしました。200…

経済分析② ~属性が高いアラフィフは資金調達が有利~

お金を借りるときに、初めて「属性」という言葉を聞きました。太陽光業者の方が「属性が高い」「属性が低い」ということをしきりに気にされるのです。属性は単に年収だけではなく、年齢や、その方が抱える負債額の合計で総合的に判断されるようです。裏事情…

経済分析① ~アベノミクスでカネ余りとマイナス金利に~

2012年に第2次安倍政権が誕生し、アベノミクスの3本の矢が放たれました。第1の矢は金融緩和、第2は財政出動、第3は成長戦略です。成功か失敗だったかは置いておきますが、事実として一番インパクトがあったのは大規模金融緩和だったのではないでしょうか。経…

政治分析③ ~FITの廃止や条例で不利にならないか?

FIT制度が数年後廃止になるのではないか、また既存発電所でもFIT単価を下げるようなことがあるのではないかとも考えました。実際にスペインではFIT制度を突然やめてしまったようです。もし日本でそんなことが起きたら、大混乱をきたすでしょう。投資家が魅力…

政治分析② 第5次エネルギー計画で、再エネを主力電源に!

次に注目したいのは、第5次エネルギー計画です。この計画で初めて電源における再エネ比率の目標が掲げられました。政府は2030年までに再エネ比率を2017年の16%から22~24%に引き上げると国際社会に宣言したのです。欧州と違い、日本は安定的に風が吹かないの…

政治分析① ~国が再エネ参入にインセンティブ~

再エネビジネスの特徴はなんといってもFIT(固定価格買取制度)法にあります。簡単に言うと、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が20年間、同価格で買い取ることを国が義務付ける制度です。20年間決められた価格で買い取りをしてくれるというのは…

マクロ環境分析をして事業性を評価する

太陽光販売業者さんの営業は、言葉巧みに分譲型太陽光発電所を勧めます。確かにお話を聞くと、こんなに魅力的な投資はないように思います。うまい話ほど疑わねばなりません。きっとどこかに嘘が潜んでいるに違いない…。 環境分野の事業というのは初めての経…

太陽光か風力か?

再生可能エネルビー事業を調べ始めたのは2017年の12月頃でした。投資家目線でいえば、「すでに太陽光バブルがはじけて魅力が薄れ、これからは風力発電だ」という雰囲気がありました。中国企業の参入も多く、太陽光業者もこぞって風力に参入していました。展…

個人事業としてのリスクを考える

脱原発、温室効果ガスの削減、貿易赤字の解消、エネルギー安全保障対策など、様々な社会課題をクリアできる再生可能エネルギー事業ですが、資金をあまりもっておらずローンを抱えたサラリーマンが参入するとなると、どうしても不安が募ります。もう50代半ば…

貿易と安全保障で国に貢献できる事業

東日本大震災後、当時の民主党政権は原発を止めました。しかし電気は必要なので、電力会社は、火力発電所を増設しました。火力発電所の燃料は主に石炭とLNGになります。日本は大量の石炭とLNGを輸入せねばなりません。日本での需要が増えたせいかどうかはわ…

社会と事業の関係性

リーマン・ショックの後、世界経済は急速に落ち込み、産業が停止したため、多くの雇用が失われました。資本主義についての是非がずいぶん議論されました。儲かることが目的化してしまうと、暴走が止まらなくなり、逆に人を不幸にするようになります。 一方で…