マクロ環境分析をして事業性を評価する

太陽光販売業者さんの営業は、言葉巧みに分譲型太陽光発電所を勧めます。確かにお話を聞くと、こんなに魅力的な投資はないように思います。うまい話ほど疑わねばなりません。きっとどこかに嘘が潜んでいるに違いない…。

 

環境分野の事業というのは初めての経験なので、ビジネスマンらしく、ちゃんとPEST分析とファイブ・フォース分析ぐらいはやろうかと思いました。PESTとはPolitics(法・政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の4つの頭文字をとったものです。マクロ分析なので、ざっくりとした外部環境になりますが、ビジネスは常に世の中全体の変化、つまり「マクロ環境」に影響を受けます。中長期にわたって発電業界がどうなるかを見ておきたいと思いました。

 

ファイブ・フォース分析はハーバード・ビジネス・スクールのマイケル・ポーター教授が考案した方法で、経営学でいうとポジショニング論になります。万能ではないと批判する人も多いのですが、私は結構好きです。新規事業を担当時、業界全体を俯瞰して把握したいときによくこの手法を使って分析しました。

 

資金調達するとはいえ、長期間にわたり個人でリスクテイクして数千万円のお金を投資するのですから、これぐらいはやっておかないと後で後悔することになります。

 

総論でいえば、PEST分析の結果はP・E・S・Tとも、再生可能エネルギー事業をする人は非常に良い環境が整っているといえます。次回以降、それそれの項目でどう分析したのかに触れたいと思います。