多くの方が再生可能エネルギーの担い手に

金光陽太です。

 

自身の再生可能エネルギー投資を通じて、多くの方が太陽光発電所を所有していただけるとよいなと思います。

 

分譲の発電所を購入する場合、資本主義の世の中ですので、キャッシュを多く持っている富裕層の方が有利になります。

中にはお一人で10基~15基お持ちの猛者の方も数多くいらっしゃいます。販売店も、与信が通るかどうかわからないレベルの収入の方よりも、与信に全く心配がない高収入のかたに営業をかけたくなる気持ちも理解できます。

 

埼玉の某販売店さんから最初の1基を購入しようとしました。営業担当の方から紹介していただき、良いと思った物件を下見に行って現地を確認し、申込ました。しかし、既に買い手がついた、申し訳ないというのです。これが一度や二度ではありません。キャッシュリッチな個人事業主の方が、利回りの良い物件は、すぐに手付金を入れて、購入してしまうのです。

 

営業担当の方に不平を言いました。その会社では、営業担当者間も競争しており、手付を入れた客に優先権がもらえます。ですので、客に早く手付金を入れろと煽るのです。平日多忙を極めているサラリーマンがそもそもキャッシュリッチな個人事業主と競争をしても勝負になりません。結局、会社の中も市場の原理が働いており、顧客の基盤を広げるとか、将来の見込客を戦略的に増やそうとは考えていなかったのです。この販売店とつきあっても、個人事業主が興味を示さない利回りの低い物件か瑕疵が隠れているような物件しか、まわってこないのです。結局、この販売店とはお付き合いすることをあきらめざるを得ませんでした。

 

市場原理を否定するわけではありません。一部の富裕層が、発電所を独占し、一人で10基、20基を所有するより、多くの方に所有していただいた方が社会にとっては良いです。多くの方に再生可能エネルギーを算出する事業者になって、温暖化対策を解決する当事者になっていただきたいと思うのです。所有する人が多ければ多いほど、すそ野が広がり、社会的なインパクトが大きくなるからです。