太陽光発電投資との出会い
金光陽太です。大学を卒業し、社会人になって30年以上が経ちます。これまで仕事一辺倒で過ごして参りました。投資には興味がありましたが、あまり本気で考えたことはありませんでした。持株会に入っているのと、確定拠出年金で投資信託を買っている程度です。
現在はヘルスケア素材を販売する会社のロジスティクス部門で働いています。電機業界やエネルギー業界に属したことはありませんが、一市民としてエネルギー問題に興味があり、なにか再生可能エネルギーの拡大に貢献したいと獏に考えていました。自宅の屋根にソーラーシステムでも乗せようかなという程度です。
両親の田舎へ行ったり、出張に行くと、小規模の太陽光発電所がどんどん増えていきました。自分もやってみようかなという気持ちもありましたが、私が実際に聞いた太陽光発電投資に関する噂はあまり良いものではありませんでした。
「胡散臭い」
「詐欺が多く、素人は騙されやすい」
「業者が良く倒産する」
「営業が強引である」
「全然儲からない」
など、否定的なものばかりで、私の周りには「あれは、いいよ」という方は、ほとんどいらっしゃらなかったのです。
Webサイトを開くと、いきなり「投資利回り10%」という文字が飛び込んできます。区分の中古の不動産投資の利回りが5%の時代に、「利回り10%」というのは、「魅力的」というより、かえって「怪しい」と感じてしまいました。「この時代に10%の投資商品があるはずがない。本当だとしても何か重大なリスクや欠陥があるはず」と胡散臭く感じていたのです。
投資の世界は、リスクとリターンが正の相関となっています。ローリスク・ハイリターンというのはなく、ローリスク・ローリターンかハイリスク・ハイリターンとなります。ハイリターンを狙うのであれば、ハイリスクを覚悟する必要があります。ですので、ローリスクで利回り10%も狙える投資なんて存在しないと思っていたのです。
しかし、これは太陽光発電に悪いバイアスがかかった見方でした。良い情報を見ても、疑ってとらえがちになっていました。後日、後悔しましたが、人の悪い噂だけで判断してしまい、自分で何も調べようとしなかったのです。
ある日、大学院時代の同級生から、太陽光発電投資の会社を設立し、銀行から4億円の融資を引き、メガ発電所を建設し利回り11-12%で回しているという話を伺いました。太陽光発電投資に否定的なイメージしかもっていなかった私は衝撃を受けました。
すぐに太陽光発電関連の本を3冊、風力発電関連本を1冊ネットで購入して読みました。ある程度ビジネスの仕組みが分かったところで、分譲型の発電所を販売しているサイトに行き、数社の講習会に申し込み、販売店の営業マンからお話を伺いました。
成長産業ということもあり、比較的若い会社が多く、営業マンも若くて誠実な方が多いように思いました。むしろ不動産業界のようなしつこく強引な方はおらず、メリットとデメリットをきちんと教えてくれて、好感がもてるような方々ばかりでした。
こうして、個人でも太陽光発電投資をしようとする気持ちがだんだんと高まってきたのです。